高齢社会をむかえ、高齢者にかかわる諸課題に対して理学療法の果たす役割は非常に重要です。 これらの諸課題を明確にしつつ対策、対応方法に関しての考察を深めていきます。 高齢者におけるエイジングのメカニズム、身体的・心理的特性を理解し、高齢者に多く認められる疾病と障害を理解し、その特性に対応した理学療法的アプローチを学習します。 具体的な取り組みとして、荒川区と東京都立大学(旧首都大学東京)が共同開発したオリジナルの転倒予防体操(ころばん体操、せらばん体操)があります。足腰の筋力と柔軟性を高め、バランス能力が向上し、転倒やそれにともなう寝たきりを予防します。