【公開講座】上智地球市民講座 自分と他者をサステイナブルにする生涯学習 ー2050年の教育と社会を再想像するー
講師:総合グローバル学部 総合グローバル学科 教授 丸山 英樹
【2025年度 春学期 講座案内】
SDGsでお馴染みとなった「サステイナビリティ」とは何を意味するのでしょうか?世界中で持続可能な開発を目指しているのに、メディアや日常生活で生きづらい感覚や不安が伴うのは、なぜでしょうか?その理由は、私たちが学校や社会で真面目にしっかり正解を学んだがゆえかもしれません。
この講座では、他の人だけでなく動植物など生態系も含めた「他者」と自分自身をサステイナブルにする生涯学習について確認しながら、実際に「学びほぐし・学び捨て(unlearning)」を行います。2050年の未来について想像しながら、自分と他者をサステイナブルにする方向やアクションを作っていきます。講座の中では、ご自身のさまざまな経験をふりかえり、受講生同士の対話を通して、どのような経験を選んでいくかが重要になります。なお、社会人経験をお持ちの方を対象とした講座となります。
〈カリキュラム(各回のテーマ・内容)(予定)〉
第1回:生涯学習とは- 役立つ技能の獲得・更新のためから自分自身であるために
(宿題)ユネスコ(2025)第1と2章を読む
第2回:サステイナビリティとは- 経済成長・人間開発・持続可能な開発と自身の生涯学習
(宿題)3~7章のいずれかを読み、2050年に向けた自分のアイデアを整理
第3回:システム思考による分析とシェアリング- 手を動かして図を作る
(宿題)システム図と未来想像図を用意。ストロー(2015=2018)も参照
第4回:ユネスコの描く教育と社会の未来- 持続可能な2050年を共に描く
〈関連キーワード〉
「サステイナビリティ」「ウェルビーイング」「未来からの学習」「変容的学習」「社会的学習」
〈講座をおすすめしたい方〉
①SDGsだけでないサステイナビリティを学びたい方
②生涯学習について体験的に知りたい方
③自分のキャリア・対人関係・自然との関係・テクノロジーとの関係を再確認したい方
〈受講することで学べること・得られること〉
①サステイナビリティが自分と密接に関係することに気づく
②人間中心のデザインをふりかえることができる
③正解が与えられない不確実な未来を冷静に想定できる
〈参考図書〉
・太田美幸・丸山英樹(2024)『ノンフォーマル教育の可能性』新評論
・ストロー(2015=2018)『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』英治出版
・丸山英樹(2025)「グローバル・ローカル視点から捉える生涯学習」恒吉僚子編『グローバル時代の教育文化』(pp.213-230)放送大学出版(コピー配布予定)
・ユネスコ(2021=2025)『私たちの未来を共に再想像する』(丸山・北村友人・永田佳之監修)東京大学出版会(UNESCO公式サイトから該当箇所を無料でダウンロード可)
- 開催日
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- 場所
- 23区,千代田区,都心・副都心エリア
- 主催者
- 上智大学
- 定員数
- 35
- 費用
- 12000円 ・受講料は申込区分により異なる ・『2講座同時申込割引パック』(通常料金から2,000円引き)あり 詳しくは申込サイトをご確認ください
- 申込期日
- 2025年5月7日
- 問い合わせ
- global-citizen-co@sophia.ac.jp平日9:00~17:00
備考
※ 『申込ページはこちら』 ボタンを押下後、上智地球市民講座申込サイトへ遷移いたします。