2025年3月11日(火)
農業視点でめぐる飛鳥山公園(王子周辺)
飛鳥山公園周辺はかつて、江戸市中に住む庶民にとって憩いの場所でした。今の時代に当てはめますと、私たちにとっての高尾山に近い感覚なのかもしれません。飛鳥山を気に入ったのは日本人だけではありませんでした。江戸を訪れた外国人も皆、石神井川が流れる田園風景を好んだと伝えられています。
普通の郊外エリアであった飛鳥山を多くの人が集まる場所に変えたのは、8代将軍徳川吉宗でした。
また、飛鳥山公園や王子駅の西側は滝野川と呼ばれる地域でした。水はけよく豊かな土壌に恵まれた滝野川は野菜の栽培が盛んで、「滝野川ごぼう」など江戸特産の品種が生まれました。旧中山道沿いにはこれらのタネを扱う業者のお店が立ち並んでいたほどです。
時は明治12年、飛鳥山公園の南東側に、ある人が別荘を構えました。その人は明治34年にそこを本邸と定めて死ぬまで過ごしました。その人こそ、新1万円札の顔になった渋沢栄一です。
飛鳥山公園を中心に、農業・園芸視点で王子周辺を散策し、徳川吉宗、船津伝次平、矢部規矩治、渋沢栄一らの活躍に思いを巡らしてみましょう。
講座前後に王子神社参詣、解散後に渋沢資料館、北区飛鳥山博物館、紙の博物館、旧古河庭園などを見学されるとより楽しめると思います。
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備考
※王子駅周辺を散策する講座です。歩きやすい服装、靴でご参加ください。
※集合場所等詳細については、受講のご案内に記載いたします。
※悪天候のため「雨天時予備日」に延期する場合、前日または当日朝に電話等にてご連絡します。
雨天時予備日 3月12日(水)
※集合場所等詳細については、受講のご案内に記載いたします。
※悪天候のため「雨天時予備日」に延期する場合、前日または当日朝に電話等にてご連絡します。
雨天時予備日 3月12日(水)