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2025年1月8日(水)〜2025年2月12日(水)

『源氏物語』の「須磨」を写本から読む(2) ―変体仮名の基礎を学ぶ講座―

カルチャー
対面講座

本講座は、『源氏物語』を原典(写本)で読めるように学ぶ講座です。
『源氏物語』の作者自筆の原本はすべて失われてしまいましたが、1000年以上もの間、連綿として、『源氏物語』は手書きの写本で後代に伝えられてきました。
写本は変体仮名のくずし字で書かれていますが、仮名のくずし字の読み書きができるということは、近代以前の日本社会では、教養のある日本人としては当然のことでした。
しかし、現代の日本では、専門的な教育を受けない限り、くずし字の読み書きをすることはできなくなりました。日本の伝統的な教養と文化は、いま途絶の危機にあります。
『源氏物語』を教材にして、この世界的な文学作品を原文で読み解く喜びを受講者の皆様と分かち合いたいと思います。
前回に引き続いて、「須磨」の写本(影印)をテキストとします。
初めて受講される方も、前回に引き続き受講される方も、みなさまのご要望をうかがいながら、適宜、講座の内容を調整します。

開催日
場所
23区,千代田区,都心・副都心エリア
主催者
東京都立大学
定員数
15名
費用
15100円
申込期日
2024年12月29日
問い合わせ
03-3288-1050平日9:00~17:30
受講した

備考

【教科書・参考書】
教科書のテキストとして影印のコピーを配布します。草書体を読解するための参考資料も配付します。講座の進み具合によっては古語辞典を使用します。古語辞典は紙の辞典を推奨しますが、電子辞書の古語辞典でも良いです。
仮名の通史の参考書としては、小松茂美(1968)『かな―その成立と変遷』(岩波新書)をお勧めします。

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