西洋美術史特論では、西洋美術のさまざまなトピックを深く掘り下げていきます。
今期は北方ルネサンス美術の画家たちをとりあげます。北方ヨーロッパは、イタリア半島の付け根にそびえるアルプス山脈を越えた北側の地方を指します。15世紀以降、この地域にも中世美術から抜け出したルネサンス美術が花咲きました。
いち早く油彩技法を発展させ、どんな細かい事物も写し取ろうとする虫眼鏡のような目をもった北方ルネサンスの画家たちの輝くような作品をご紹介していきます。
イタリアとは趣を異にする、もうひとつのルネサンスの世界を旅してみましょう。