【オンライン】【高校生専用】見えているものを「おぎなう」数学
※高校生対象の申込ページです。
高校生のための 大学授業体験シリーズ
私たちの生活にひそむ数理
当講座は、東京都立大学の教員による高校生のための講座です。大学で研究・教育に携わる教員が、オンラインで講義します。文系・理系を問わず、ジャンルは多岐に渡りますので、興味ある講座を積極的に受講してみてください。
講師(横山:1985年生まれ)が高校生のとき、ハリウッド映画ではコンピュータ・グラフィックス(CG)の急速な発展に伴い、いわゆる「映像革命」が起こりました。
また家庭用ゲーム機も大進歩を遂げ、実写により近づく映像表現が可能になりました。
高校生の皆さんはおそらく「デジタル・ネイティブ」世代であり、実写と見間違うほどのCG 映像をすでに多くご覧になられているはずです。その一方で、昔ながらの手描きアニメーションの人気も未だに根強く残っています。
私たちが日々目にしている CG 映像を評価する際、とくに重要となる指標として「なめらかさ」と「もっともらしさ」があります。前者を達成するためには、数多くのアニメーター・クリエイターが、莫大な時間と予算をかける必要があります。また、後者を達成するためには、どうやって「もっともらしい」映像と判断できるのかを客観的に評価する指標が必要です。この2つをどうやって改善していくのか、という問題は、CG が登場した黎明期から残る非常に難しい課題でした。
ところが、ここ数十年の研究により、これらを解決する極めて強力な道具の一つとして【数学】が効果的であることが分かってきました。また、CG におけるそれぞれの問題に対し、多種多様な数学が利用できることが知られ始めており、現在の飛躍的な映像表現の進歩に貢献しています。この講座では、こういったトピックの一つである「映像を効果的におぎなう」という手法と、そこにひそむ数学について紹介します。
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