知能化とロボットが支える未来の社会
科学が開く未来への扉
東京都立大学 研究センター紹介講座
東京都立大学 研究センター、リサーチコア
本学の研究は人文・社会・自然科学の各分野で高い水準にあり、それぞれの専門領域で優れた実績を挙げています。これらを有機的に結び、世界最高峰の研究拠点を目指すのが研究センター・リサーチコアで、学内外に研究の成果を発信しています。
研究センターシリーズ「科学が開く未来への扉」では、本学研究センター最先端の研究成果を紹介していきます。
コミュニティ・セントリック・システム 研究センター
国内外を問わず、急速に進む少子超高齢化や深刻な労働力不足など、生活環境や社会の構造も大きく変化しています。特に、東京都が直面している大きな課題に「防災」と「高齢者福祉・介護」があり、いずれも対策のキーワードは、ソーシャルコミュニケーションと言われています。本研究センターは、「コミュニティ」を中心に捉え、より良いコミュニティを生み出し、コミュニティを育むために、ロボット技術、情報通信技術、知能化技術、計測制御技術を多元的に活用することにより「ソーシャルロボティクス」と「ソーシャルビッグデータ」に関する研究開発を推進する研究拠点です。
センターの先進性
本研究センターには、ビッグデータの分析・学習に関する各種方法論、分析・学習の結果に基づく情報支援、物理支援を行うための情報技術とロボット技術に関する研究者が集結しており、本研究センター内で連携することにより、ソーシャルビッグデータの分析と活用を両輪とするコミュニティ・セントリック・システムに関する様々な研究開発が行える体制を整えています。さらに、国内外の大学や企業の研究者と連携しながら、研究開発と実証実験が実施でき、実用化を目指したプロトタイピングまで行える点が本研究センターの特色でもあります。
センターの未来像
あらゆる人々に対し、まち全体が心と体のバリアフリー化されるようなインクルーシブソサイエティの実現や、高齢者の健康寿命の延伸や生涯学習などを含めた地域コミュニティ全体の活性化を行うためには、持続可能なコミュニティの実現に向けたシステム化と要素技術に関する包括的なプラットフォームが必要になります。さらにインクルーシブソサイエティのその先にある、ソーシャルロボティクスとソーシャルビッグデータが両輪となってあらゆる人々をスマートに支える「スマーターインクルーシブソサイエティ」の実現を目指し、国際的な研究開発を推進していきます。
本研究センターは、国内外の研究組織と連携しつつ、ソーシャルロボティクスとソーシャルビッグデータに関する研究開発を進めつつ、インクルーシブソサイエティのその先にある、スマーターインクルーシブソサイエティの実現に向けた研究開発を行っていますが、その最先端の研究成果を4回のシリーズで紹介していきます。
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備考
※高校生の参加は無料です。4回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけの参加も可能です。