【オンライン】【高校生専用申込ページ】境港で旅する水木ワールド
※高校生対象の申込ページです。
日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ
水木しげる記念館
2021年春期より「日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ」講座を実施しています。北海道から沖縄まで、日本全国の魅力ある個性的なミュージアムの学芸員や研究員が講師を担当し、コレクションや企画展について解説します。今期は鳥取県境港市の「水木しげる記念館」です。リニューアルした展示室では、『ゲゲゲの鬼太郎』の妖怪やキャラクターたちが、怖くて楽しい水木ワールドに誘います。ぜひその魅力をオンラインで体験してください。
鳥取県の西端に位置する境港は、古くから海運の要衝として栄えた港町です。境水道からは対岸の島根半島を望むことができ、青い海と緑の山が織りなす美しい風景を楽しむことができます。1993年、ここ境港出身の漫画家・水木しげるによる作品のキャラクターが、ブロンズ像となって立ち並ぶ水木しげるロードが誕生しました。その10年後、水木しげるの作品世界や人柄をより広く伝えるために建てられたのが、水木しげる記念館です。
水木しげる記念館は2024年4月にリニューアルオープンしました。「ゲゲゲの鬼太郎」などの代表作はもちろんのこと、水木しげるの苛酷な戦争体験など波欄万丈な生涯を、豊富な資料や映像展示を織り交ぜながら紹介しています。また企画展示室では、旧記念館では展示できなかった貴重な原画を、約半年ごとに内容を変えて展示します。
日本を代表する漫画家・水木しげるは、『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめとする漫画や数々の妖怪画を通じ、妖怪文化の発展に大きく貢献しました。また、南方ラバウルで戦争を体験した水木は、『総員玉砕せよ!』などの戦記漫画も高い評価を得ています。さらに、含蓄ある言葉を数多く残したことも知られています。水木しげる記念館では、水木の魅力ある人物像や波瀾万丈の生涯、今なお人気を誇る作品を、多彩な展示で紹介しています。
本講座では、水木しげるの波瀾に満ちた生涯について、当館の展示とともにご紹介します。特に、画業に決定的な影響を与えた、故郷・境港で過ごした少年時代と、3年間におよぶ苛酷な戦争体験の2点を、重点的に解説します。そして、水木の人生経験から生み出された豊かな作品世界を、当館の展示や水木しげるロードの景観をご紹介しながらお話します。
皆さんと一緒に、水木ワールドを旅する90分間の講座です。ぜひ境港を訪れたつもりで、お楽しみください。
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備考
◆水木しげる記念館
住 所:〒684-0025 鳥取県境港市5番地
TEL:0859-42-2171/FAX:0959-42-2172
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:なし
観 覧 料:一般1000円、中高生500円、小学生300円、障がい者300円
詳しくは水木しげる記念館公式HP、SNSをご覧ください。
【水木しげる記念館 企画展情報】
■企画展「鬼太郎の誕生―生まれかわる四つの物語―」
会期:2024年10月22日(火)~2025年4月6日(日)予定
企画展の最新情報は、水木しげる記念館公式HPやSNS(Instagram、X)をご覧ください。