【オンライン】【高校生専用申込ページ】「植物の力」を考える
※高校生対象の申込ページです。
「植物の力」を考える
~人類にとって植物とは何なのか~
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は、人類誕生以前から存在し、人類を含むすべての動物の生存にとって不可欠な「植物」がテーマです。植物の有用性や未来に向けての可能性を、科学、歴史学、文学、哲学、芸術など様々な視点から探究します。
植物は、生物を大きく二大別した場合の、動物に対する一群と定義され、木や草に加えて藻類なども含みます。
一般に、1か所に固定して暮らし、細胞壁をもち、光合成を行って主に空気や水から養分をとって生きている生物です。種子植物・シダ植物・コケ植物・緑藻植物・紅藻植物などに分類されます(出典:小学館デジタル大辞泉)。
本講座では、当たり前のように存在している植物について、生態を含め植物が地球や人間にもたらす恩恵や影響力、すなわち「植物の力」について様々な視点から考えます。
日本列島には7、000種以上の陸上植物が自生し、そのうち約2、900種 (約40%)が日本だけに分布する固有植物です。日本の植物の種数密度と固有植物の割合は世界的にみても非常に高く、大切な生物資源となっています。
その大切な生物資源である植物の生態の興味深い研究や、作物・食物としての命を育む植物、光合成による二酸化炭素の吸収と酸素の放出による環境形成、草花・樹木の造形美、品種改良など様々な研究や事例を紹介しながら植物の有用性、人間との関係性について探究します。
講座コーディネーターは、本学「牧野標本館」管理責任者の理学部 村上哲明 教授が務め、植物学の専門家、歴史・文学・社会学などにも造詣の深い研究者など多彩な講師が登壇します。
【東京都立大学 牧野標本館】
「日本の植物学の父」と称される植物学者 牧野富太郎博士が採集した植物標本を中心に、藻類・コケ・
シダ・裸子・被子植物など約50万点の標本を所蔵しており、国内外の研究者に広く活用されています。
さらに一般の方々にも活用していただけるよう、インターネットによる標本画像データベースの公開も進めています。
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備考
※高校生の参加は無料です。8回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけの参加も可能です。