1953年に誕生したテレビメデイアは70歳を超えました。昭和の時代、テレビは常にお茶の間の真ん中にあり、家族団らんの中心的な存在でした。当初は、ドラマやプロレスなどの娯楽がほとんどでしたが、やがて重大な事件や事故のニュースを伝えるようになります。テレビは「速報性」の機能を果たし、次々と「現代史」を伝えて行きます。本講座では、昨年に引き続き、テレビ報道は何を伝えてきたのか、新たなテーマで解説します。また、最終回では、なぜ最近テレビを観る時間が減ったのか、「コネクテッドテレビ」の出現と「ネット配信」の台頭で激変する映像メディアの現状について分析します。