2025年1月20日(月)〜2025年3月3日(月)
初心者のための現象学 ――フッサール『ブリタニカ草稿』を読む
20世紀後半以降に始まった比較的新しい学問領域に、「ケアの現象学」「介護の現象学」「教育の現象学」「美学的現象学」といったものがあります。「現象学」は関わる人の「経験」「意識」を丁寧に記述するための方法論として導入されました。では、その「現象学」とはそもそも何のために、どうやって始まったのでしょう。この授業では、現象学の創始者フッサールが自ら著した入門書である『ブリタニカ草稿』を、具体例を多くとりいれながら一緒に読んでいきたいと思います。教科書は、エドムント・フッサール『ブリタニカ草稿』(谷徹訳、ちくま学芸文庫、2004年)を使います。書籍はkindleで入手できるほか、授業に関連する部分を配布する予定です。
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