2025年1月6日(月)〜2025年2月17日(月)
パウロ・フレイレ著『被抑圧者の教育学』を読む
ブラジル人教育学者のパウロ・フレイレ(1921-1997)の主著『被抑圧者の教育学』を講読します。同書は1960年代後半に執筆されたものですが、非人間的な社会状況の変革や人間の解放を目指す教育・文化活動に携わる世界中の人に、今日でもバイブルのように読み親しまれています。アジア・アフリカ・ラテンアメリカ地域の教育・文化や日本の学校教育のあり方を読み解こうとする人や、社会変革のための教育について考える人の必読書となっています。テキストは民衆教育研究で業績を残され2022年に亡くなられた里見実さんの翻訳(資料提供)を使用します。
講師の野元弘幸は1989-1991年までの2年半、ブラジルに留学し、フレイレのもとで学んでおり、ブラジルやラテンアメリカの民衆教育事情について解説します。訳書:モアシル・ガドッチ『パウロ・フレイレを読む』(里見実との共訳、亜紀書房、1993年)。風巻浩は高校、大学とフレイレの方法を授業で実践しています。単著:『社会科アクティブ・ラーニングへの挑戦−社会参画をめざす参加型学習』(明石書店、2016年)、金迅野との共著:『ヘイトをのりこえる教室—ともに生きるためのレッスン』(大月書店、2023年)など。
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備考
パウロ・フレイレの教育論やアジア・アフリカ・ラテンアメリカの教育・文化に関する自主的な学習会に発展させることができればと考えています。