【オンライン】漆の力 漆工芸の魅力と可能性
東京都立大学オープンユニバーシティはオンラインスペシャル講座を開講しています。オンラインならではの特性を活かし、全国のさまざまな研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は、日本の伝統工芸である「漆工芸」を取り上げ、その魅力と可能性について考えます。文字どおり漆工芸は「漆」を原材料とした工芸です。漆が活用されるようになった歴史や文化的背景などを紹介します。
今年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」により、輪島市の伝統産業で国の重要無形文化財に指定されている「輪島塗」の工房や店舗も大きな被害を受けました。職人たちをはじめ、「輪島塗」に関わる多くの方々が「輪島塗」の生産に向けて懸命な努力を続けています。
漆器とは漆を何層も塗り重ねて作る工芸品を指し、食器はもちろん、漆が塗られた工芸品全般が「漆器」と呼ばれます。歴史的にアジアを中心とした国々において、日用品から精巧な装飾が施された美術工芸品まで作られました。「輪島塗」は日本三大漆器の一つと称されています。
本講座では「輪島塗」を含む日本の漆文化を3つの時間軸、すなわち「古代」、「中・近世」、「現代・未来」で取り上げ、日本の漆工芸とその成立の歴史的・文化的背景や、漆工芸の現代の姿とそれを取り巻く環境、漆工芸の未来へ向けての展望を考えます。
講師として山田昌久氏(東京都立大学名誉教授)、北野信彦氏(龍谷大学教授)、田中信行氏(金沢美術工芸大学教授)の3名の専門家が登壇し、それぞれ古代、中・近世、現代・未来の「漆工芸」の魅力を紹介します。
本講座が受講生のみなさまにとって、縄文時代にまで遡る長い伝統を持ちながら、今なお人々の心を揺さぶる「漆工芸」について学び、真摯に向き合い、日本文化とは何かを考え、心で感じる機会となることを願います。
- 開催日
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- 場所
- オンライン
- 主催者
- 【オンライン】漆の力 漆工芸の魅力と可能性
- 定員数
- 40名
- 費用
- 10,100円
- 申込期日
- 2024年11月15日
- 問い合わせ
- 03-3288-1050平日9:00~17:30
備考
※高校生は専用ページからお申し込みください。
講座ナビゲーター 東京都立大学 准教授 小石 絵美