2024年10月22日(火)
【ハイブリッド/対面】「鎖国」時代の国際人
江戸幕府はキリスト教を排除するために「鎖国」政策を行ったが、朝鮮と琉球とは国交を結び、オランダ・中国とアイヌの人たちとの交易は容認した。また、中国や朝鮮からの漂着民もいたし、帰国を果たした日本人漂流民もいた。日本は決して国際社会から完全に孤立していたわけではないし、幕府は国際情勢に関心を持ち外交政策も持っていた。
幕府の直轄地となった長崎にはオランダと中国の商船が来航し長崎奉行所の管理下で交易が行われ、貿易業務に従事する阿蘭陀通詞と唐通詞が置かれた。
阿蘭陀通詞のオランダ語力は元々それほど高くはなかった。しかし、時代が下ると優秀な通詞も現れるようになり、19世紀になると蘭学者や蘭方医も現れる。今村英生はそんな優秀な阿蘭陀通詞の嚆矢である。ケンペルの弟子となって、ケンペルの日本研究に協力しながらオランダ語力を磨き、後に、新井白石によるイタリア人宣教師シドッチの尋問に通訳として立ち会うことになる人物である。
- 開催日
-
- 場所
- 23区,千代田区,都心・副都心エリア
- 主催者
- 明治大学
- 定員数
- 30名
- 費用
- 2,200円
- 申込期日
- 2024年10月13日(日)
- 問い合わせ
- 03-3296-4423平日10:30~19:00 土曜10:30~15:30
備考
教養・文化
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