2024年10月10日(木)
【ハイブリッド/オンライン】末法の経典「房山石経」と隋唐仏教の社会
中国の首都北京から西南に70キロほど進んだ山中に掘られた9つの洞窟に、「房山石経」とよばれる石に刻んだ仏教経典(石経)が今も残されています。その数は大型の碑型にして4千枚以上、刻まれたのは主に隋唐時代です。「末法」の時代が到来して仏法が無くなる。その危機感が人々を突き動かし、石の経典ができました。
房山石経ほどの規模と歳月を要した事業は他になく、その全容がわかるのは、21世紀になってからのこと。研究はいま緒に就いたところです。講座では、隋唐300年間において、この刻経事業がどう進められたのかを石経から改めてとらえ返すなかで、事業に結集した地域社会、人々の信仰や「巡礼」の問題などを見つめ、隋唐社会の生きた一面に踏み込みたいと考えています。
- 開催日
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- 場所
- オンライン
- 主催者
- 明治大学
- 定員数
- 90名
- 費用
- 2,200円
- 申込期日
- 2024年9月30日(月)
- 問い合わせ
- 03-3296-4423平日10:30~19:00 土曜10:30~15:30
備考
教養・文化